初めてのオペ(手術)室

 と書くと大げさなのですが、人生で初めて大病院の手術室に入ってきました。

もともとは、背中にでっかいニキビみたいなのができて痛いので皮膚科に行ったところ、これは粉瘤です。すぐ切除しないと。みたいなノリで紹介状を書かれて、かかりつけの新宿の大きい病院に来ました。

 ここの形成外科の先生は、あ~、今すぐじゃなくて3か月後に取りましょうね。今とると腫れてるからきれいに取れないから、7月になったらまた来てね。と3月当時予約範囲ぎりぎりの7月4日に再診の予約を入れてくれました。

 そして、月曜日の4日行ってみたら、いい感じなので手術しましょう。ということになり、でも、穴あけて吸引。くらいに考えてた私にさっくりと絵を描いて見せながら、ここを横に切って中身を出して縫合しますね。と。

 うわ、痕残るのかな。

いろいろ迷ったけど、吸引式だと再発の恐れがあるのと、傷の直りが遅い(じゃあ何のための・・・)らしいので決断しました。


 そして今日、朝外科の前に座っていたら一番で呼ばれて問診のあと手術室へ。

手術着を前後ろ反対に着てね。と看護師さんに言われて、反対に。

頭を覆う帽子をかぶって、いざ。


 真ん中に手術台があって、上に無影灯。ドラマで見たそのままです。

台にうつぶせで寝てくださいね。と言われて伏せました。

患部を確認してなんかマークしたような感触があってから、腕に血圧計のバンドがまかれて、「これ5分おきに自動的に測りますから」

 胸ドキドキしてるけど、遠くで心拍計みたいな音もするけど全然私の胸とシンクロしてなくてあれ?みたいな。

「麻酔注射します。ちくっと痛いから我慢してね」「ハィ・・」

うげ、これ痛いんですけど・・。

6か所くらい刺したような気がして、そのあと私の上にふぁさっと例の患部だけ穴の開いた布みたいなのがかぶせられて、無影灯が光って明るくなって。

背中の皮をつまんでるような感触のあと筆ペンで背中をなぞってるような感覚(メス入れ)があって、例の開口部を開くはさみみたいなので開かれてる感触があって、でもあんまり何も感じなくて、でも血圧計が膨らんできて5分経過。そのままぼーっとしてたらまた血圧計が膨らんで・・。

「大きい・・」看護師さんの声が聞こえました。

とれた嚢胞が大きかったのでしょう。


そして皮が引っ張られる感触がしてホチキスみたいなかちかちいう音がして縫合されたみたいで、

そしてもう一つのほうへ。

こっちはそんなに大きくなかったようで血圧計1回分で終わりました。

縫合。


私にかかっていたカバーがふぁっと外されて、「起きていいですよ」との声。

全身麻酔じゃないのでむくっと起きたのでした。

手術着がはらりと落ちかけて、私の胸がはだけそうになった時に女性の看護師さんがすかさず押さえてくれたのがなんかうれしかった。(私は男モードでしたけど)


取り出したものを見せてもらいました。

親指大のでっかい嚢胞がまるまるとホルマリンの容器に入っていて、背中にこんな生き物がいたのかと勘違いするほど。

粉瘤は皮膚の体内への陥入なので、それを取ると、皮膚でくるまれたものに見えるのです。


抜糸の予約をその場でしたらそのまま手術室を歩いて出ました。


手術室って空気が清浄でまるで腐海の底のような・・。


あさイチの手術を終えて、職場に出勤して昼食を食べ終えたころに傷の痛みが戻ってきました。

まあでも痛風の激痛に比べればこのくらい。

痛み止めももらったけど一度も飲んでません。

そんな一日でした。




the Days with Haruhi

晴姫とのエキサイティングな日々

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